鳳来峡クライミングツアー
 5月3~6日まで、愛知県・鳳来峡にマッちゃん、T字で行ってきました。天気は4日間とも晴れで最高のツアーになりました。また、4日からは、あのHodaさんが合流しましたので、その報告を以下のとおり行います。
              記
5月2日(木)
 今日の晩出発というのに、食事担当のT字は全く準備していなかったので、仕事終了後あわてて買い出しに走り回る。一方、マッちゃんは仕事が忙しいようで、22時前後に出発することになった。
 この晩は、新名神高速道路の御在所サービスエリアで幕営(2:00)

5月3日(金)快晴
 朝、サービスエリアの職員の方のモーニングコールで出発する(6:00)。
「こんなところでテント張っちゃダメだよ!」
 今日から、GW後半がスタート。素晴らしいお天気なので、既に、高速道路は大渋滞!伊勢湾岸道路、東名高速道路、新東名高速道路、最近できたばかりの三遠南信自動車道と乗継ぎ、鳳来峡に到着(10時頃)。ここで偶然にも、岡山のS本夫妻と出くわし、情報交換をする。
 初日は、アプローチの近いガンコ岩へ。ガンコ岩は、情報通り、すごい人で、30人近くいた。これほどクライマーが多いのは初めての経験で、少し面喰ってしまった。
 ガンコ岩では、うるるん(10c/d)、かりんとう(11a)をアップでやるが、寝不足の上、短しい系のルートであったことから、T字はことごとくOSを逃してしまった・・・。そんな中、マッちゃんは、確実にFLを決めてくる。特に、11台のFLは、自己最高グレードである。調子は私とは対照的に絶好調のようである。
 T字は、なんとか調子を上げようと、このエリアの★★★ルートである「キツネの嫁入り11c」をトライする。ガバの連続で、超快適に登れた。20年くらい前に触って登れなかった記憶があるので、こんな自分でも少しは進歩しているのだなと実感した。
 マッちゃんは、混雑してどれも順番待ちの状況を避けるために、あえて人気のない「オラウータン11c」をトライした。一便目は、各駅停車で、ヌンチャク掛けで終わり、2便目では、あわやRPかというところだったが、力尽きて痛恨のフォール!
 平行して、T字は先ほどの成功に味をしめ、このエリアの★★★ルート「ムーヴ12(11d)」へ2便出した。2便目は、あと1手というところでフォール。
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写真はガンコ岩横のボルダー 2人で戯れた
 今日は、愛知県民の森のテント場に17時までにチェック・インしなければならないので、時間に制約があり、マッちゃんがオラウータンに最後の攻撃を開始する!そして、何と!・・・、まさかのZクリップ炸裂!あっけない幕切れで、初日を終了した。
 愛知県民の森キャンプ場は、一泊200円、貸テントも400円で、施設もすごく整備されていて快適であり、近くに温泉もあり、コスパ、環境ともに素晴らしかった。

5月4日(土)快晴
 鳳来峡にはテント場がこの他にも、鳳来湖畔に1か所ある。クライマーの多くは、このキャンプ場を利用しているが、そこにはニワトリが飼われており、夜が白みだす頃から「コケコッコー」と啼き、ゆっくり寝られなかった苦い思い出があったが故に、我々は県民の森キャンプ場を選んだ。にもかかわらず、ここでも外が明るくなりだしたころから、子供たちが走り回り、それにたたき起こされた。朝寝坊ができないのは、ここの宿命のようだ。
 朝食後に、Hodaさんとキャンプ場で合流し、一緒にガンコ岩に向かう。
 Hodaさんは、右膝の靭帯を痛めており、ついこの間までは歩けなかったようで、医者からも、激しい運動は禁止されている状態だった。そんな状態にも関わらず、相変わらず強く、うるるん、ユカ(11a)、オラウータン(11c)、かりんとう と、久しぶりの運動だったに関わらず、全てOSされ、一日をノンフォールで締めくくられた。ちなみに、栃木では「レジェンド」と呼ばれているそうだ。
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「オラウータン」のレジェンドことHodaさん
 T字は、昨日の「うるるん」でアップして、「ムーブ12」のMRPを目指して取りつくがダメで、次の便でようやくRP。ルートは内容があり面白いのだが、「ムーブに12あるなら、グレードも12付けてくれよ!」と叫びたくなる。その後、マッちゃんのやっているオラウータンを触らせてもらう。これもFLは、あと一手のところでフォール。2便目で登れたが、悔しい!その後、「かりんとう」をやってこの日を終了。
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「ムーブ12」のT字さん
 マッちゃんは、朝一で軽く「オラウータン」をやるだろうと予測されたが、1便、2便、3便・・・。あれ、どうした?どんどん最高到達点が下がってきた・・・。本人も諦めモードに入りだし、他のルートでクールダウンをし、最後の回収便で、「オラウータン」を何とRP!

5月5日(日)快晴
 今日は、まだ一度も行ったことのないエリアに行こうという事になり、パラダイスロックに行った。アプローチは、鬼岩に引けを取らないくらい遠かったが、途中にはいかついボルダーや開拓途中のエリアなどがあり、それらを見物しながらのハイキングはそれほど苦にはならなかった。グレードは11~12が中心で、冬のエリアとしても紹介されていることから、すごく暑いのではないかと心配していたが、朝に陽がガンガンにあたるものの、昼前からは日陰になり、快適にクライミングが楽しめた。また、ポケットが多く、まさに鳳来ならではといったエリアだった。このエリアには我々も含めて3パーティーしかおらず、田舎育ちの我々はホッとした。
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陽がガンガンにあたり真っ白に輝くパラダイスロック
 我々は、アップにジャストミート(10b)でウォーミングアップをしたが、岩が熱く、ぬめって気持ち悪かった。 
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マッちゃんは、「がんばれ!タイガース(10d)」を2便目でRP、「ダイヤモンドヘッド(11b)」を3便目でRP。写真は「がんばれ!タイガース」
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Hodaさんは昨日に引続き、片端からOSした。ただ、マッちゃんのトライしていた「ダイヤモンドヘッド」だけは、OSを逃した。今回のツアーで、11台でフォールしたのはこれだけだったことから考えると、相当に悪そうだった。写真は「トータスロード」
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 T字は、「トータスロード(11b)」をようやくOSし、このエリアの★★★ルート「彼方へ(12a)」をトライした。2便目、あと一手というところでフォール。結局、4便目でRP。大きなポケットを中心に組み立てられた豪快なルートだった。写真は「彼方へ」


5月6日(月)快晴
 最終日。今日は帰りのこともあり、近くのエリアにしようという事になり、まねき猫エリアに行くことになった。概念図では、結構近くに書かれているが、実際には結構遠く、時間がかかった。
 全員で、トポに載っていない「キャット(10b)」でアップを済ませた。
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 T字は、「御大家(11b)」をMOS目指してトライするが、激しいランナウトと分かりずらいポケットで、あえなくフォール。その後、レマン・サルもトライするが、こちらもあと一手でフォールとなり、ツアーを終えた。あと一手に泣かされたツアーだった。写真は「御大家」
両ルートともスケールがあり、レマンサルはひたすら気持ちいいルートであり、御大家は内容が濃く、精神性もあり、11bは少し厳しいと思うが、どちらも★★★!
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 マッちゃんは、レマン・サルの途中までで敗退。Hodaさんだけは、きっちりOSを決めて、このツアーを終了した。写真はレマン・サル
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 新緑に包まれた昼下がり、握手を交わして、Hodaさんと別れた。初夏の渓谷に、清々しい風が吹き抜けていた。
 14時過ぎに、鳳来から豊川ICまで下道を走ったのが、時間を食ったが、高速にのってからは、心配していた渋滞もたいしたことなく、20時過ぎに米子に到着した。あまりにも順調すぎて、拍子抜けしてしまった。

感 想
 Hodaさんは故障ゆえに、グレードは11台までだったが、印象としては、ますます強くなり、さらに、アルパインの分野でも活躍されておられるようです。その充実ぶりは、仲間として本当に嬉しく感じた。そんな彼と、今回が初ツアーのマッちゃんの3人で、クライミングが出来て、心に残る最高のツアーでした。
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by nawaclimbingclub | 2013-05-07 20:51 | Comments(0)
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